慶応元年創業と言われてます。明治初期の札が残っているから、江戸時代末期にはあったのではないかな。言い伝えですけどね(笑)。戦前は天皇の饗宴を司る大膳寮に魚を貨物で送っていました。工場では量販店向けの醤油干しを主体に作っていて、ここでは鮮魚と塩干魚を扱ってます。

空気に触れる部分が増えると悪くなるのが早いと思っています。すぐに血合が黒くなってきちゃう。だから自宅で調理してもらうのが一番鮮度が保たれるのでおすすめしています。その日のうちに水揚げされた、新鮮で安いものをうちでは取り扱っているから、それで練習してみてください。漁と朝競りの具合で、一匹100円なんて魚も店頭に出ることがちょくちょくありますから。まるごと魚を買って捌けば、色々な調理方法で楽しめますよ。刺身もいいけど、塩焼きも美味しいと思います。