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田中 孝三郎さん
寺の過去帳が焼けてしまって何代目か不明なんですが、小浜藩の記録では400年前の江戸時代から小浜におり、魚屋ではなくて出張料理人だったそうです。昔は家で冠婚葬祭を全部やっていたもんで、包丁など料理道具やお膳を一式持って行って、その家の厨房で仕出し料理をつくっていたんですね。明治になってから魚屋を始め、鮮魚を中心に取り扱っていました。昭和の戦後以降から現在にかけては小鯛のささ漬など魚の加工をメインでやっています。
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小鯛のささ漬の主役はレンコ鯛!その良さを引き出すだけ
「小鯛のささ漬」は、明治後期くらいから始めていました。原型は戦国時代、当時のお殿さんだった京極高次さんが諸大名に魚の塩漬けや酢漬けを送ったのがはじまりと聞いています。それが進化したのが今の「小鯛のささ漬」で、1960年代に一気に拡がりました。こだわりはできるだけ良い素材を仕入れることです。半生の製品なので、素材の鮮度が一番。主役はレンコ鯛、その美味しさを引き出すお手伝いをするだけなんです。日々の業務を丁寧に続けながら、未来につなげていきたいですね。
店舗情報
店舗情報 | 田中平助商店 |
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住所 | 福井県小浜市川崎1-2-3 |
電話番号 | 0770-52-2356 |
営業時間 | 平日・土 9:00~17:00 |
定休日 | 日祝 |
HP |